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美術の成績が1でも楽しめる!今年4月オープン「太田市美術館・図書館」

 

みなさんは「群馬県太田市」と聞いて、何を思い浮かべますか?

 

 

 

SUBARUですか?

 

back numberですか?

 

 

 

それとも、暗黒プロレス組織666に所属するプロレスラー、怨霊ですか?

 

 

・・・そうなんですよ。

太田市出身の有名な企業、人物は思い浮かぶものの、太田市に行ったらコレがある!みたいなのって、出てこないんです。

 

ギリギリ出てくるのが、過去に記事にしたスネークセンターくらいです。

【提案】太田に行ったら「ヘビデート」しましょう

 

そんな太田にですよ。

2017年4月に、新しい施設がオープンしたんですってよ!!!!

ババーン

 

その名も、「太田市美術館・図書館」。

 

 

「美術館・図書館て…ツマンナソ〜」とお思いの方、我慢して読んでください。

ここ、メッッッチャすごいから。

前橋市、余裕で霞むから。

今回はこの太田市美術館・図書館(通称・太田市美術館)がどのくらいスゴいのかを、全力レポートいたします。

ちなみにプロレスラー怨霊の体重は0kgだそうです。理由はたぶん、怨霊だからだと思います。

後輩を連れてきた

全力とは言ったものの、初めて行く施設に1人で行くのは陰キャラの僕には辛いものがあるので、大学の後輩を誘拐してきました。

左が「ぼん」、右が「ほしお」です。

ぼん君、髪白いなぁ〜

 

こいつらですが大学で第六感というアートチームをやっていて、大学の校舎内で展覧会をやったり高崎でイベントを行ったりしているアート意識の高いやつらです。

 

僕は中学3年生の時に絵の具の使い方が分からなくて作品が全く作れず美術の成績が1だったレベルのアート音痴なので、こういう人達を介入させないと美術館を楽しめない気がしたので連れてきました。

 

2人並ぶと完全に踏切に見えるのはさておいて、早速美術館に入ってみましょう。

太田市美術館は「蔵書がすごい」

まずは見てください、この圧倒的な本棚。というより蜂の巣。

1万冊以上の絵本、9千冊のアートブック、その他大量の雑誌類が蔵書されています。

群馬県最大級の美術蔵書数。すごいを通り越して気持ち悪い。

絵本に至っては60ヵ国以上から集めたそうで、なんかもうそれ意味あるの?というレベルだ。

 

せっかくなのでアート好きの2人に、それぞれ興味のある本を2冊選んでもらうことにしました。

どんな本を持ってくるかによって、彼らが本当にアートが好きなのかが分かります。

もし「一週間でマスターするIllustrator」なんぞを持ってきたら、エセアート好きということで間違いないでしょう。

 

ほしおが選んだ本

──どうしてこの2冊を選んだの?

ほしお:今年度に経営系のゼミに入ったんですけど、やっぱり物事の価値が重視されるんですよね。そこでアートと価値の関係を考えてみたくなったんです。

 

服が黒いので、理由も表紙がモノクロ気味だからとかかと思いましたが、違いました。

 

ぼんが選んだ本

──どうしてこの2冊を選んだの?

ぼん:単純にタイトルに惹かれたっていう理由が第一なんですが、もともと「記号」と「空間」っていうワードに興味があったんです。

 

僕だったら「童顔巨乳妻寝取られ無双」っていう超絶引きのあるタイトルでも、ハードカバーってだけで興味を失うけどね。

 

ちなみに、蔵書は閲覧自由ですが貸し出しは太田市民のみとなっております。

どうしても借りたい場合は移住しよう!

太田市美術館は「建物自体がすごい」

続いては、太田市美術館の建築に注目していきましょう。

 

まず立地ですが、公式サイトには太田駅から徒歩1分とあります。

なんせ上の写真の左が太田駅、右が美術館です。20秒くらいだろこれ。

 

太田市美術館は平田晃久さんという若手建築家によって作られたのですが、この方、2012年のヴェネツィア・ビエンナーレ国際建築展という凄まじい舞台で金獅子賞を受賞しているスゴい方。

さしずめ建築界の範馬刃牙と言ったところでしょう。

そんな平田さんがトリケラトプス拳を駆使して作ったであろう階段をずんずん登っていくと、

 

なんと屋上があるんです!!!!

野球部高校生も見惚れる景色。

 

屋内、屋外ともに屋上にアクセスできるので、本を読むのに疲れたら一旦屋上に来て気分転換するってのもアリですね。

 

こちらは学びの道。かっこいいクッションと共に、人文科学や哲学の書籍を読むことができます。

 

個人的には学びの道の周辺にあるこの椅子が非常にグニグニして謎気持ちいいので、オススメです。

 

その他にも色々な遊び心が散らかってますんで、ぜひ探してみてください。

特にグニグニチェアーには、絶対に座ってください。

 

太田市美術館は「展示がすごい」

最後に、忘れてはならない「展示」をご紹介。

現在開催されているのは開館記念展ということで、テーマは「未来への狼火」のようですね。

 

ここは、アートが分かる2人に潜入してもらいましょう。

その間に、僕は併設のカフェで休むことにします。

席数が割と多いのですが、地元中高生が本当にたくさんいるので座る難易度は高め。

 

・・・

 

ということで、展示を見た2人に撮影可能エリアで撮ってもらった写真を3枚だけお見せします。

これだけだと「なんだかよく分からんがすげえ」くらいだと思いますので、2人の感想を聞いてみましょう。

 

──展示、どうでした?

ぼん:最後の空間の天井にパイプがあるのを偶然見つけたんですが、あれは良かったなぁ

ほしお:いや、網でしょ。パイプじゃなくて

ぼん:いやいや、網の上のパイプがメインだから

ほしお:網ありきのパイプ。ナメんな

 

しょうもない論争が始まってしまい、感想を聞いてもよく分かりませんでした。

開館記念展は7月17日まで開催されているので、気になった方は実際に見に行こう!

 

ということで

いかがでしたでしょうか。

草間彌生とカルピスの見分けがつかない僕でも、「なんかスゴイ」という感覚で満たされるため十分に楽しむことができました。

アート好きな2人も展示を見た後に楽しそうに議論をしており、誘拐した甲斐がありました。

太田、ヘビとプロレスラーだけじゃなかった。恐れ入りました。

 

太田市美術館・図書館

http://www.artmuseumlibraryota.jp/

住所:群馬県太田市東本町16番地30

開館時間:午前10時~午後8時(日曜・祝日は午後6時まで)、企画展の観覧は午後6時まで(入場は午後5時30分まで)

休館日:月曜日

駐車場:40台。美術館利用で無料。満車の場合は市役所駐車場に停めてください。

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