こんばんは。市根井です。ちょっと僕の話を聞いてください。
先日テレビを見ていたら、画面の隅にスーツ姿の小さいおじさんの姿が映っていることに気づきました。
それはホログラムのように青白く半透明で、真顔・無言でただ隅っこに突っ立っています。
その番組を見始めたばかりでどんな内容か知らなかったので、僕は「番組の演出かな?」と思っていたんですね。
しかし、CMに入ってもそのおじさんは映り続けている。2つめ、3つめのCMになっても、ずっと画面の隅にいるんです。
「え?これは演出じゃないな。放送事故やんw」と思って、Twitterで検索したんです。そういうことがあるとTwitterユーザーはすぐ実況しますからね。
でも、「◯◯(局の名前) 放送事故」や「◯◯ 男」など色々なワードで検索したのに誰もツイートしていない。
僕だけが気づいた、なんてことはないと思うんだけどな…なんて思っていたら、そのおじさんは画面から消えていました。
今でも、あれが何だったのか分からず終いで、イヤな後味だけが残りました…。
「高崎怪談会」なるイベントに参加してきた
微妙に怖い話をしてすみませんでした。
高崎市・少林山達磨寺で開催された「高崎怪談会」に参加してきたので、怖み(こわみ)が抜け切っていないみたいです。
そしてこのイベント、マジで異様空間すぎて最高だったのでぜひみなさんにも知ってもらいたい。
(入り口の灯篭は、ちょっとかわいい)
受付を済ませて会場へ
この高崎怪談会では、怪談作家の「戸神重明」さんによる怪談トークショーが行われます。
っていうか「怪談作家」っていう字面のパワーやばいな。初耳どころじゃない。
受付で参加費を払って、戸神さんの著書を購入します。
思えば、こちらが人生で初めて買った怪談本になりました。
本を手にとってみて、「あぁそうか、この世に怪談があるということは怪談作家もいるということか」と変な納得をしました。
会場は、少林山達磨寺内の大講堂。
僕は怖い話とかは大丈夫な方なんですが、場所が場所なのでさすがにちょっとビビります。
だるまも見てるし・・・
怪談がスタート
ライティングが変わり、いよいよスタートのようです。
と思ったら、どこからか男性の声が。急に怪談が始まった!!!
そしてなんと、右の白幕はスクリーンだったようです。今の怪談会ってこんなに進歩してるのか!(昔の怪談会がどうだったかも知りませんが…)
ついに戸神先生登場!
ひとつ「トーツクテー」というお話が終わると、ドォォォン!とマークが表示され…
ついに戸神先生登場!
そしていい感じに雰囲気が怪しい。これが怪談作家たる者の風格か…!
怪談は「怖い話」ではなく「不思議な話」
続けて、「バリカン大発生」「正夢を見る少女」などの怪談が披露されます。
死ぬほど怖い思いをさせられるのかと思いきや、戸神さんの場合は「不思議な話」がメインのようです。怪談って怖い話だけじゃないんだ…!
安心してると普通に怖い話をぶっこまれる
休憩をはさみ、戸神さんが取材した怪談が続々と語られます。
途中、普通にメチャクチャ怖い話があったせいで上の写真の真ん中の文字が「怖」にしか見えなくなって焦りました。
最後に、戸神さん自身の体験談「番町」が語られて怪談会は終了。ちなみに個人的には「番町」が一番怖かった。
いわゆる「幼少の頃の不思議な体験」のお話で、僕はそういうのが一番ゾクゾクするんですよ…。
参加者から怪談を買う!「怪談購買会」
怪談会が終了すると、戸神先生によるサイン会のあとに「怪談購買会」が行われます。
こちらは「参加者が持ち寄った怪談(不思議な話)をシェアし、それを戸神先生が100円で買う」という催し。10人以上の参加者が円になって座り、それぞれの体験談や友人から聞いた話などを語っていきます。
それを嬉しそうに聞く戸神さん。怪談聞いてこんなに嬉しそうな顔する人いる…?
そして配られるキャッシュ。
「俺、これこれこういう怖い体験したんですよ…。」「なるほど〜〜、はい、100円!」
夜の少林山で怪談と現金が飛び交う。
「高崎怪談会」そして「怪談購買会」は、なんとも異様で楽しい空間だったのですよ。
でも、「自分が体験した不思議な話を誰かに話したい」っていう気持ち、わかりません?
僕も冒頭でテレビのおじさんの話をしましたが、なんか人に話さないと消化できないんですよね。
みなさんも「怪談」として認識していないだけで、不思議な体験の1つや2つがあるのではないかと思います。
その話、怪談購買会で買い取ってもらえますよ…!
予告:「怪談作家」とはなんぞや?
さて、以上が「高崎怪談会」のイベントレポートとなりますが、みなさん疑問に思うところがあると思います。
それは「怪談作家」とはなんぞや?ということ。
また怪談はスピリチュアルな要素もあるので、「怪談とか、オレ信じてねーから!」と思う人がいるのではないでしょうか。
そんな疑念を抱く読者様のために、わたくし今回、戸神重明先生に直接インタビューを行いました。
みなさんが気になるであろう、「怪談作家って何やるの?」「フィクションなの?ノンフィクションなの?」「どうやったら怪談作家になれるの?」などの質問にバッチリ答えていただきましたので、楽しみにしていてくださいね。
次回「高崎怪談会11」の情報
開催日時:1月24日(水)、13時30分~最長で16時30分まで(入退場自由)
場所: 青雲塾会館 日本間
定員: 20名程度 (定員を超えた場合は抽選だそうです)
参加費: 無料(!)
申し込み方法などの詳細は、高崎怪談会公式ブログをご覧ください。
http://takasakikwaidan.blog.fc2.com/
初の平日昼の開催で、なんと入場料が無料!怪談会未体験の方は、この機会に行くべきではないでしょうか。
ちなみに次回の会場は寺ではなく日本家屋。これはこれで怖い。
[…] 作家自ら怪談を語る「高崎怪談会」は最高に異様な空間だった […]
[…] 以前も記事にしましたが、このたび7月6日に前橋臨江閣で開催された会にご招待いただき、久しぶりに参加してまいりました。 […]