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10/23(金)前橋駅前にエデュテイメント施設「ENNICHI by 1→10」がオープンします

みなさんこんにちは。急に肌寒くなって朝がつらいですね。

10月23日金曜日、前橋駅北口の「アクエル前橋(エキータだった建物)」の地下1階にエデュテイメント施設がオープンします。本日はメディア向け内覧会としてお呼びいただいたので少し写真を撮って回ってきました。

ENNICHI by 1→10

ENNICHIとは

「縁を結ぶ場所~An Experience in Connection~」をコンセプトとしたエデュテインメント施設。
日本の「縁日」をモチーフにした新しい体験を通して、人と人、人と文化の縁をつなぎ、継承をうながす「場」を提供します。

https://ennichi.1-10.com/ より)

 

エデュテイメントというのは「エンターテイメント教育」みたいな意味で、このENNICHIも単純な娯楽ではなく学びを得るための施設ということになります。

チケット料金は以下のとおり。前売り券は公式サイトやコンビニなどで購入できます。

  • 平日(月~金曜日)
    当日券:大人1800円、子供1000円
    前売券:大人1500円、子供1000円
  • 週末(土・日・祝)
    当日券:大人2300円、子供1000円
    前売券:大人2000円、子供1000円

※子供料金は高校生以下となります。
※未就学児無料

6つのコンテンツを紹介

ENNICHI前橋では、以下の6つのコンテンツが体験できます。すべてプロジェクションマッピングの技術を使ったものです。

①万縁舞(よろずえんぶ)

会場にある3Dスキャンブースで全身をスキャンすると自分の3Dアバターが生成されて、群馬県の伝統である「上州八木節」を踊りだすというもの。なかなかのインパクトがあります。

②彩金魚(いろどりきんぎょ)

漂う金魚にふれると、「日本の伝統色」のモチーフとなったものが現れるこちら。花手水のようで綺麗です。

面化粧(おもてけしょう)

お面の雛形となるうちわに色を塗ってスキャンしてもらうと、立体的な投影で顔が動き出します。自分が描いた達磨が切ない顔をすると面白い。雛形には隈取やひょっとこなどの種類もありました。

柄時雨(がらしぐれ)

日本の伝統模様や着物のモチーフを題材にした柄が万華鏡のように投影されており、人間の位置を認識して鶴や鯉が近づいてくるという面白いスポット。白い服を着てくるか、貸し出される法被を着ることで「動く極彩色」をまとうことができます。

福豆蒔(ふくまめまき)

縁日を邪魔しにきた鬼たち。「鬼は外、福は内」の掛け声で、豆に見立てたボールを投げつけて追い払います。命中すると気持ちいい。ゲームセンターのようにはなっておらず、自動で繰り返しスタートするようになっています。

縁花火(ゆかりはなび)

投影された花火を操ることができるスポット。ひとりで遊ぶときと複数人で遊ぶときとで色や規模が変化します。少し離れて若干望遠ぎみに撮ると周囲が切れ、派手な写真が撮れます。

ENNICHIのコンセプトは「縁」

もはや令和2年となると「縁日」と「お祭り」は何が違うのか?と感じる人のほうが多いような気がしますが、そもそも縁日は神仏と人間をつなぐ日だったそう。神様をまつりあげるというよりも少し日常に近いイメージですね。縁日に参拝する人が多くなったので露店が集まるようになった、という順番です。

ENNICHIでは「縁を結ぶ場所〜An Experience in Connection〜」というコピーをもとに、人と人、人と文化の縁をつなぎ、継承をうながす「場」を提供することがコンセプトだそう。

世界観がすごい

公式サイトに「没入体験型」とありますが実際クリエイティブはすごくて、オリジナルキャラクターの設定、キービジュアル、プロジェクションマッピング、3Dのモデリングなど総合して制作陣の技術が光ります。統一した世界観が表現されているので、他では出来ない貴重な体験ができると思います。

ところで

「よりよいまちにするため」という大きな目的は共通していても、その方法は「ボトムアップでコミュニティを手作りすること」だったり「再開発でイケてない場所をイケてる場所にすること」だったりします。全員がよかれと思ってやっていて、まちを積極的に滅ぼそうとする悪人はいません。

しかし、ぼくは地方都市が均一化していくことに対して抵抗感があります。前橋市でも農村出身で、駅前の都市エリアにはこれまで特に縁がありませんでしたが、いいまちになったら嬉しいと思っています。この「いいまち」というのが人によって異なるから色々と難しいんですけど、ぼくの思う「いいまち」は「前橋市」という姿があることです。

アクエル前橋が、前橋駅前がどんな場所になるかは、自分たちの働きだけではコントロールできるものではないですが、これからの地域づくりを考えていく上で、このエデュテイメント施設は非常に学びがある場所でした。